事業再生の相談が来るとき、多くの場合すでに状況は切迫しています。「半年前に相談していれば」と思うことは少なくありません。しかし、どんな状況でも、最初にやることは同じです。感情を脇に置いて、数字と事実を並べることです。
最初の2週間:現状の数字を全部出す ¶
事業再生に入ったとき、VaultCoreXがまず行うのは財務データの全量把握です。過去3期分の損益計算書、キャッシュフロー計算書、貸借対照表に加え、月次の資金繰り表を出してもらいます。「数字が整理されていない」という会社も多いですが、それ自体が問題の一部です。まず数字を揃えることから始めます。
コスト削減より先に「何を守るか」を決める ¶
再生局面では、コスト削減が最初の議題になりがちです。しかし、何でも削ればいいわけではありません。削ってはいけないコストがあります。顧客との関係を維持するためのコスト、主力事業の品質を守るためのコストです。「何を守るか」を経営陣と合意してから、削減対象を決めます。
金融機関との交渉は早めに、正直に ¶
資金繰りが厳しい状況で、金融機関への報告を後回しにする経営者がいます。これは逆効果です。早めに現状を正直に伝え、返済条件の変更(リスケジュール)を相談することが、信頼関係を維持する唯一の方法です。VaultCoreXは金融機関との交渉に同席し、財務データの説明を支援します。
18ヶ月で黒字転換した食品卸の事例 ¶
2021年に支援した大阪の食品卸会社(年商35億円)は、原価率の上昇と取引先の集中リスクが重なり、2期連続赤字の状態でした。VaultCoreXが行ったのは、取引先の整理(上位20社への集中)、物流コストの見直し(自社配送から3PL切り替え)、金融機関2行との条件変更交渉です。18ヶ月後、営業利益は黒字に転換しました。
事業再生の支援については、まず直接ご連絡ください。状況が切迫している場合は、初回ヒアリングを優先的に設定します。